
予算が少ないからといって、ホームページの作成を知人や友人に依頼する人が大勢います。
Webデザインを勉強中で、まだ制作費が発生する仕事をもらえるレベルでなかったり、あるいは、趣味の一環としてWeb制作を楽しんでいる人に、無料で、またはお友達価格で依頼する、というのがよくあるパターンでしょう。
このパターンは、実に双方にとって悲しい顛末に陥ることが多いです。
まずホームページのクオリティ。依頼主はデザインの質やインパクトに満足いってないのですが、友達なので威勢よく指摘できず、お金も払ってないので、遠慮がちになってしまい、結局、残念な形で落ち着くことに。
その後も、一度頼んでしまった縁は、自分から切ることができずに、本当は新たな依頼先を探したくても、言い出せません。
結果、そのホームページで行こうと、改めて決心しますが、更新を頼むのも、なんだか気が引けて、最終的には、放置しっぱなしになってしまいます。
また、制作にかける情熱も、じつはかけたお金に比例します。高いお金を払っていたら、失敗できないと、制作会社に丸投げすることを避けて、自らも制作に関わっていくはずです。
それが、お金がかかってないと、自分のホームページなのに、途端に無責任になってしまいます。
制作の途中では、依頼先の友人から、写真や文章を用意してほしい、や、ドメインとサーバーはどうするか? など頼まれることも多いです。
それに応えるのが、タダなだけに「おっくう」になってしまいます。友人側には、「せっかくタダで作ってやってるのに」という気持ちがあるので、待ってる間、イライラをつのらせます。そのせいで友人関係にヒビが入ることも。
結局言えるのは、タダより高いものはない、ということです。友人に頼むなら、正規の値段を払うべきで、もし、無料で作成したいなら、自己責任で自分で作成する方向で検討したほうがいい結果を招くでしょう。
