
参考書やウェブで得た情報で、なんとなくホームページ作成の技術を習得して、初めてのホームページを作成したばかりの初心者様にありがちな、デザイン上の失敗についてお話します。
やっぱり、せっかくの自作ホームページですから、他のホームページと一線を画するデザインを求めて、やたら派手な背景画像を使ったり、奇抜な文字の大きさや色にしたりしたくなりますよね。
しかし、あまりに個性的なデザインを求めてしまった結果、訪問者に嫌われてしまうことも。
もし、それが個人的な趣味として運営するホームページなら好きにデザインしてしまっても害はないでしょうが、会社や店舗の顔として利用するホームページの場合は、お客様の視線を第一にデザインすることが重要です。
大きな失敗を避けるには、まず同業のホームページを、できるだけたくさん見てみることです。すると、不思議なことに共通の色使いやレイアウトに気づくはずです。

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ウェブが登場しインターネットが今くらい普及してからまだ10年を超えるか超えないほどですが、プロのウェブデザイナーは、どのようなデザインが訪問者に好まれるのかを研究し経験として蓄積してきました。
その経験が現在のホームページのデザインに反映されています。共通の業種で似通ったデザインが多いのは、そのデザインがその業種内で最適なデザインだという研究の結果です。差別化を狙って、あえて、そのデザインから外すことが、逆に、訪問者に全く受け入れてもらえない方向へデザインを進めてしまう危険性があります。
また、最近はスマホやタブレットなど、モバイル環境からホームページを楽しむ利用者が増えてきています。モバイルからの利用者は、今までのように部屋でPCと向き合っているとは限らず、ベッドに寝転んでいたり、電車に揺られていたり、街を歩いていたり、様々な状況にいることが予想できます。
奇をてらった個性的なデザインは、見た目に複雑な事が多く、上であげたような、誰もがどこからでも利用しやすいウェブデザインとも距離が生じてしまいます。
ホームページのデザインは、作成者の自己満足のためではなく、あくまで訪問者に快適に利用してもらうためのものでなければなりません。
目立たせることを目的とした、画面を横に流れる文字や写真が入れ替わるスライドショー、また、ページを開いた途端に流れる音楽など、作成者が面白いと感じることが、本当に訪問者にとって役立つものなのかを慎重に検討することを忘れないようにしましょう。
