
ビジネス用ホームページを作成する目的の多くは売上アップのはずです。売上アップには、お客様からの反応、つまり、お問い合わせを増やす必要があります。
お問い合わせを増やすためのテクニックは、色々ありますが、意外に忘れられがちなのが「信頼感の向上」です。
ホームページを作成するとき、ほとんどの人はデザインをおしゃれに、とか、気の利いたキャッチコピーや、文才溢れる文章や、センスある写真などを大事に考えます。
もちろん、その考えに誤りはありませんが、デザイン、キャッチコピー、文章、写真などがいかに素晴らしくても、たった一つ、これがないと、お客様からの反応を得られないというものがあります。
それが「信頼感」です。
だれも、うさんくさいホームページで商品を買ったり、サービスにお問い合わせしたいとは思いません。
特に近頃は、詐欺サイトによる被害がたくさん報告されています。
大手の銀行のサイトそっくりに作られたフィッシングサイトは、アカウント名とパスワードを抜き取ることを目的にしています。
まさしく本物だと思わせるため、訪問者を騙すための工夫が随所に加えられているので、訪問者はすっかり信じ込んでしまい、自ら大切な情報を入力してしまいます。
こんな悪質で怪しいサイトがたくさん存在する中、たとえ商品やサービスに自信があっても、ほんの少し怪しさが漂えばお客様は拒否感を持ち、けっして興味を持ってくれません。
ホームページを売上に結びつけるには、何よりまずは「信頼感」を大切にして、お客様に安心して利用してもらえる工夫を凝らすことが重要です。
連絡先を明確に
基本中の基本です。連絡先をどのページにも、わかりやすい場所に記載します。
会社概要やお問い合わせのページに記すだけでは足りません。各ページで共通するヘッダーやサイドバー、または、フッターなど、訪問者に無意識でも目に入るような場所に明確に表示します。
それによって信頼感がたかまるのはもちろん、お客様がお問い合わせしたくなったタイミングを逃さず、連絡先を知らせるという効果もあります。
顔を出す
ネットでの取引は顔が見えません。顔の見えない取引をお客様は潜在的に怖がってます。
先に挙げた連絡先の横に、社長や店長の顔写真を一枚貼っておくだけで、お客様の不安感を取り除くことができます。
商品やサービスを紹介するページでも、できるだけ人物モデルの写真を利用して、訪問者が親近感をいだけるよう工夫します。
プロフィールを充実させる
自己紹介のページを作ります。社長や店長だけでなく、一緒に働くスタッフの紹介もするといいでしょう。
直接接することがなくても、人柄を伝えられると、お客様の反応を良くできます。
一枚のプロフィールページを作るだけでなく、ブログのように、日々の営業活動を伝えられる形にするのもいい方法です。
セキュリティ通信
これは専門的な知識やコストが必要になりますが、ホームページをセキュリティ通信によって守ることができます。
特にお問い合わせフォームの送信に対して採用しているケースが多いです。お問い合わせフォームには、個人情報を入力することになり、特にクレジットカード番号のような機密性が高い情報を扱う場合は、セキュリティに対する意識を持つことが求められます。
セキュリティ通信を採用すると、それを証明するロゴの使用が認められます。そのロゴを表示することによって、セキュリティに敏感なお客様に安心感を与えられます。
このように信頼感を向上させる小さな工夫を積み重ねることによって、ホームページの掲載内容やデザインの質をさらに光ります。
お問い合わせを増やすための小さなテクニックですが覚えておいてください。
