スマホサイトをPCサイトと同じ考えで作成すると失敗します。訪問者の特徴や閲覧環境を比較して、違いを認識しサイト作成に活かしましょう。
訪問者の特徴
最近は、スマホがネットを経験する最初のきっかけという人も増えていて、そのまま、PCでサイトを閲覧したことがないという人も少なくありません。
そういう人にとっては、スマホの操作性が標準になってしまってますが、普段PC使いの人は、マウスによる操作前提にデザインでされたサイトはひどく使いづらいと感じでしまうでしょう。
マウスポインタならクリックできても、タップ（指で画面をタッチする動作）できないくらい小さなボタンはスマホサイトに向きません。
使いづらいサイトは、すぐに閲覧者に嫌われてしまいます。そういうことがないよう、気をつけたいところはたくさんあります。
画面の大きさ
先に挙げたボタンだけに関わらず、スマホの画面の小ささを考慮して工夫できるところは多いです。
PCサイトではよくあるサイドバーも、スマホの画面では覆いつくす部分が多くて、主要なコンテンツの場所を奪い邪魔です。
そのため隠すのが一般的ですが、サイドバーにはサイト内を移動するためのリンクを置くことが多いです。そのリンクを隠す変わりに、どこか画面中にナビゲーションメニューを配置する必要があります。サイト内を不自由なく移動できるよう使いやすくわかりやすく工夫しましょう。
回線速度
最近は家庭のブロードバンドに匹敵する接続速度を実現しているスマホのネット環境ですが、転送量に限りがあったり、作成側として、配慮しなければならないこともあります。
サイトのデザインや機能を複雑にするほど、サイトのデータ量は増えます。接続速度の面では、PCに遜色しなくても、大量のデータを送受信させてしまうことで、転送量の制限を破り、使用者に迷惑をかけることになります。
無駄な情報をそぎ落とし、優先順位をつけて重要な情報からサイトに掲載していく工夫が必要です。
操作性
近頃、スマホのサイズは大きさを増すばかりです。画面の見やすさ向上してますが、一方で片手で扱えない操作性が悪くなってます。
サイトのデザインを考えるときは、操作する手や指の動き、届く範囲も考えて、使いやすさを意識することが大切です。
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